2005年 10月 16日
感謝の心
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漫画の話になりますが「美味しんぼ」84巻は日本全県味巡り・富山編がメインです。
ご存じの方も多いと思いますが、このシリーズは主人公である東西新聞社・山岡士郎・ゆう子夫妻の「究極のメニュー」と義父で芸術家の海原雄山の「至高のメニュー」の料理対決を行うものです。今回その対決の舞台として富山県が選ばれ、県内のいろいろな食材、料理を取り上げていました。私も知らなかったような食材や料理方法があり、改めて富山県のことを知るいい機会になりました。
そのなかでもっとも印象に残ったことは料理ではなく、海原雄山の(すなわち作者・雁屋哲氏の言葉)、「富山が豊かなのは元々ではない。富山の風土を敬い、土地の恵みに感謝し、それを生かす人々によってもたらされたものだ」といった内容の言葉でした。
よく富山県は住環境や「すみやすさ」の指標で日本でもトップクラスと言われます。住んでいてそういう実感もあるし、富山県でも宣伝としてよく利用しています。しかし、「なぜ豊かになったのか?」ということはあまりよく知られていないのではないでしょうか。子供たち(かつて子供だった私たちも含めて)は「なぜ」かを知らずに、さも当たり前のようにその豊かさを享受しています。
これは怖いことです。何もしなくて幸せに過ごせるならば、人間は努力しなくなるのではないでしょうか?
さらに言えば、いまの日本がそういう状態にあると思います。戦争でアメリカにコテンパンにやられ、焦土と化した日本。そんな状態から世界有数の経済大国となったのは多くの先輩方の苦労や努力があったおかげです。その経過を知らない若者があまりにも多いのではないでしょうか。それがいまの日本のおかしな雰囲気になっているような気がします。
日本人として、そして富山県民として先人の苦労に感謝し、いま私たちが享受している「豊かさ」を私たちの子、孫、さらにその子孫まで残していくことがいまを生きている私たちの使命ではないでしょうか。
ご存じの方も多いと思いますが、このシリーズは主人公である東西新聞社・山岡士郎・ゆう子夫妻の「究極のメニュー」と義父で芸術家の海原雄山の「至高のメニュー」の料理対決を行うものです。今回その対決の舞台として富山県が選ばれ、県内のいろいろな食材、料理を取り上げていました。私も知らなかったような食材や料理方法があり、改めて富山県のことを知るいい機会になりました。
そのなかでもっとも印象に残ったことは料理ではなく、海原雄山の(すなわち作者・雁屋哲氏の言葉)、「富山が豊かなのは元々ではない。富山の風土を敬い、土地の恵みに感謝し、それを生かす人々によってもたらされたものだ」といった内容の言葉でした。
よく富山県は住環境や「すみやすさ」の指標で日本でもトップクラスと言われます。住んでいてそういう実感もあるし、富山県でも宣伝としてよく利用しています。しかし、「なぜ豊かになったのか?」ということはあまりよく知られていないのではないでしょうか。子供たち(かつて子供だった私たちも含めて)は「なぜ」かを知らずに、さも当たり前のようにその豊かさを享受しています。
これは怖いことです。何もしなくて幸せに過ごせるならば、人間は努力しなくなるのではないでしょうか?
さらに言えば、いまの日本がそういう状態にあると思います。戦争でアメリカにコテンパンにやられ、焦土と化した日本。そんな状態から世界有数の経済大国となったのは多くの先輩方の苦労や努力があったおかげです。その経過を知らない若者があまりにも多いのではないでしょうか。それがいまの日本のおかしな雰囲気になっているような気がします。
日本人として、そして富山県民として先人の苦労に感謝し、いま私たちが享受している「豊かさ」を私たちの子、孫、さらにその子孫まで残していくことがいまを生きている私たちの使命ではないでしょうか。
by douzou008
| 2005-10-16 15:37