不安

このところ、地震に関する内容のテレビ番組が連日放送されている。要約すると、「東京における直下型地震や、東海・東南海・南海地震はいつ起きても不思議ではない。備えは充分にしておこう。自分を守るのは自分自身だ」といった感じ。確かに東京のようなよそ者の集まり（隣の住人のことを知らない集団）のような街では、近所の助け合いを望む方が無理というものだ。
　建物の崩壊や火災も怖いが、人間も怖い。関東大震災の時も「朝鮮人・韓国人が井戸に毒を入れた」といった類のデマが飛び交い、彼らが襲われたといった事件もあったそうだ。特に最近は北朝鮮の問題もあるし、そういったことが起きないとも限らない。逆に、以前石原東京都知事も言っていたが、中国などの犯罪組織が混乱に乗じて何をしでかすかもわからない（誤解のないように言っておくが、すべての朝鮮人、韓国人、中国人、その他の外国の人々がそういった行動をするという意味ではない。一部でそういうことが起こる可能性があるという意味で、もちろん日本人だって強盗・略奪をする者は出てくるだろう。現に最近も米や野菜、果物を平気で盗んでいるんだから・・・）。なにしろパニック状態で人は普段考えられない行動をする。自分もどうなるか、想像できない。
　何より日本人自身が「自分さえよければ他はどうでもいい」という価値観になってきているように感じる。特に東京は。こんな状態で地震などの天災で混乱が起こったらどうする。本当に自分の身は自分自身で守るしかないのか・・・。

　えらく長い前フリになってしまったが、何より心配なのは「なぜ、いまごろ地震に関する内容のテレビ番組が連日放送されるのか？」。関東大震災は９月１日だし、阪神・淡路は１月１７日。なんで今？まさか、もうすぐそういった地震が起こる可能性があるので、暗にそれを国民に伝えようとしているのか？それならはっきり言ってくれよ。この前も震度４の地震もあったし。